エピディオレックス(EPIDIOLEX)とは
エピディオレックス(EPIDIOLEX)は、米国の製薬会社であるGWファーマ社が開発した、CBD(カンナビジオール)を主成分とする医薬品です。THCはほとんど含まれておらず、100ml中に10000mg(10%濃度)のCBDが含まれています。
FDA(米国食品医薬品局)が承認した最初のCBD薬剤であり、レノックス・ガストー症候群(LGS)やドラベ症候群、てんかんの治療薬として使用されます。
残念ながら日本国内では承認されていないため、使用することが出来ません。
エピディオレックス(EPIDIOLEX)に期待できる効果
エピディオレックス(EPIDIOLEX)は、以下の症状の治療に有効的です。
- 難治性てんかん
- レノックス・ガストー症候群(LGS)
- ドラベ症候群
これらの疾患は、一般的に抗てんかん薬に反応しないと言われていますが、エピディオレックスは、このような疾患を持つ方の発作の頻度を減少させる効果があり、特に2歳以上の小児患者に対して効果が高いことが報告されています。
副作用としては以下の症状が報告されています。
- 入眠障害
- 食欲減退
- 下痢
- 疲労感
- 体の弱さ
- 発疹
- 感染症
エピディオレックス(EPIDIOLEX)とCBDオイルの違い
エピディオレックスとCBDオイルは、共にCBDを含む製品ですが、大きな違いがあります。
エピディオレックスはFDA(米国食品医薬品局)が承認した、てんかん治療に使用される医薬品である一方、CBDオイルは、健康食品やサプリメントとして販売されており、医薬品としての承認は受けていません。
また、エピディオレックスにはCBDが99%含まれており、THC(テトラヒドロカンナビノール)という大麻に含まれる精神活性物質は含まれていません。
しかし、CBDオイルにはTHCが含まれる場合があり、法的に問題になる可能性があるため、使用する前には品質確認が必要です。